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【アルバム】Untouchable Glory / Gama Bomb【レビュー】

Untouchable Glory


アイルランドのスラッシュメタルバンド、GAMA BOMBの5thアルバム「Untouchable Glory」(2015年)です。
12曲収録。


クロスオーヴァー系スラッシュメタルバンドで激高ハイテンションで楽しい系バンドですね。
馬鹿っぽいことが好きそうなイメージがあります、過去の曲ではアルバムCitizen BrainのSentenced to ThrashのF〇ck×13回とか。


ジャケット、なんだろうすごく馬鹿っぽい。
どこのB級アジアンムービーですか、的ですごく好感持てる。
コブラにダイナマイトとか特にw


音はハイファイ系で高域が効いてる現代的スラッシュ!って音ですね。
前作よりも尖らせたような音なんですが、前作よりも落ち着いている印象。
前作よりも音圧を下げているように思います。

ギターのジャリッと具合が好きです。
そしてこの弾き倒し具合、スラッシュとして最高。

ベース相変わらずすっごいバキンバキン、こういうベースめっちゃ好き。
音圧が前作ほど高くないように感じるのはベースの圧が下げてあるからですかね?

ドラムはスッタンスッタンスネア&キックが気持ちいい。
金物がかなり広げてある、それこそギターの壁の外側からクラッシュやライドシンバルが聴こえるイメージ。
これって結構特徴的な気がする。
ドラムは観客視点にしてある、といってもハイハットが微妙な位置。
全体的に左寄りなドラム。

ボーカルがハイテンションの元凶。
ふざけたようで真面目な、高い声のボーカルは細かい揺れがあり、そして時々リズムを無視したような歌い回しが癖になる。
かなり特徴的。


各トラックのレートは、


#1 Ninja Untouchables/Untouchable Glory ★5
#2 Avenge Me! ★5
#3 Drinkers, Inc. ★5
#4 My Evil Eye ★4
#5 Tuck Your T-Shirt In ★4
#6 Ride the Night ★5
#7 She Thing ★4
#8 Witching Mania ★4
#9 James Joints ★4
#10 Raging Skies ★4
#11 I Will Haunt You ★4
#12 After the Fire ★5


Top3は、


#1 Ninja Untouchables/Untouchable Glory
この曲は楽しすぎですわ。
We are Untouchable-!!We are Untouchable-!!
がすごい好き。
これのPVがまた馬鹿っぽくて面白くて好きです。
ギターソロ辺りで日本語が入ってます、謎の言葉も。


#3 Drinkers, Inc.
この異様なハイテンションハイスピード刻みが気持ちいい。
そこに更に回転数を落としてノリノリになるサビがもっと気持ちいい。
こういうところが上手いのでこのバンド好き。


#2 Avenge Me!
怒涛の高速リフですな。
中盤、ギターソロ前のノリノリパートのミュートを一切使わない漢らしさと、ベースラインのかっこよさがすごい。


あれっすね、Gama Bombは間違いない。
今作は31:40と前作よりもさらに短くしてきていて、サックリ加減が高くなってます。
時間はサックリ!中身は濃い目!かなり良いです。


評価 ★4+


動画はNinja Untouchables/Untouchable Glory


使われてる映画って日本のですよね?


【アルバム】Spirit Soldier / Hollow【レビュー】

Spirit Soldier


今回はブラジルのスラッシュメタルバンドHollowの1stアルバム「Spirit Soldier」(2014年)です。
7曲収録。


まずはジャケット、巨大顔面から砲身?がいっぱい出てるような。
顔面戦車?メタルマックスみたいじゃないですかやだー。


内容はオールドな雰囲気とモダンな雰囲気の入り混じったスラッシュ!
全体的にはミドルテンポが多め。
と言ってもデスメタル的な要素も入っているような気がしてなんとも言えませんが。

ギターはザラッとした質感で泥臭い雰囲気のスラッシュな音のギター。
さほど多く刻むわけではないのですが、ギターソロがかなり冴えている。

ベースはベシャッとした印象でとにかく重みを!重さこそが大正義状態。
特別すごいことはしてないと思う。

ドラムは迫力重視。
バスドラムもスネアも威力があるってほどではないのですが、どちらも圧力感がある。
その分タムに重さを振っているよう。
金物はすっごい極端に左右に分けてある印象。

ボーカルは低域の強いグロウルのみ。
潔いストレートかつ小細工の無いグロウルボーカルでなんとも気持ちよい。


各トラックのレートは、

#1 Strength ★4
#2 Destruction of the Mass ★5
#3 It Never Rests ★5
#4 Burning Lead ★4
#5 Death in Glory ★4
#6 The Earth Bleed ★5
#7 Spirit Soldier ★5


Top3は、


#2 Destruction of the Mass
重さと妖しさと心強さと。
イントロ最初の重さと、その次の妖しさ、そしてメインリフに入ったときの心強さが半端ない。
まあイントロは主に4種類のリフに分けられるんで1つ足りてないんですけどなー。
基本的にはその4つで全体的に進んでいきますが、この時点でテンポチェンジなどを盛り込んでて多彩。


#7 Spirit Soldier
3連符マジックの登場ですな。
3連符で構成された直線的な、なのにリズミカルで耳に残りやすいメロディを刻む。
全体的にほぼミドルテンポなんだけどこの重戦車感がたまらない。


#6 The Earth Bleed
曲の1/3がイントロというなんともイントロを全力で作曲しました感が出ますが、ボーカルが入ってくると比較的スピーディ
なリフでカッコいいじゃん。
全体的にすごくアグレッシブ。
ギターソロ時に右をリフ、左をソロにするというなんとも大胆な振り分けも攻めてますねー。


なにこのベテラン臭。
これホントに1stデビューアルバムですかって思った。
全体的になかなかの頻度で変拍子を突っ込んできたり、かなりの頻度でテンポチェンジなのですがこれが不思議と嵌る。
特別入り組んでいるわけではないのだけど、ちょっとクセになるこの感じ、やるやん。


評価 ★4+


動画はDestruction of the Mass



【アルバム】BABYMETAL / BABYMETAL【レビュー】

BabyMetal


日本のアイドルメタルグループの1stアルバム「BABYMETAL」(2014年)です。
13曲収録。


やっとアルバムを出したかと思いました。
最近のこの子達の(海外での)活躍がすごいですね。


ジャケットはむしろダンス系のなんかに使われてそうな雰囲気。
案外シンプルにロゴがど真ん中だけど、後ろの丸いのがミラーボール、周りに散るは銀紙?みたいな。
ダンス系。
ロゴ以外メタルって感じはしない。


全体的に音自体は良く一定方向だが、曲構成や曲が変わるごとにいろんな種類に変化していく。
もしかしたら今までなかったタイプかもしれない。
あるときはメロスピ、あるときはデス、あるときはインダストリアル、ダンス系な何かが混ざってたり、そしてめちゃくちゃポップなときもあれば、びっくりするほどディープでドメタルなときもある。

音そのものは全体的に統一感があり、
ギターは低音が効いてブンブン鳴る、若干ノイズ交じりとも思えるような荒々しい音だが、ストレートにも思えるまっすぐさがある。

ベースはとにかくすごく重い。
適度な硬さと柔らかさの塩梅。
そんで動きがすごいね!さすがだね!

ドラムはバスドラムやっぱりめちゃ重い。
スネアの破裂音のような音はバスドラムとの絡みが非常に良いコンビネーション。
金物は左右に大袈裟目に振ってるね。
それに対しバスドラム、スネア、タムはほとんど真ん中のような、かなり極端にも思える配置。

ボーカルはSu-Metal中心なのだけど、メタルとしての力強い歌唱ではない。
なんだけど、、、もしかしてこれ、、、シンフォニック系に結構合うんじゃないか?
なんか最初のド・キ・ド・キ☆モーニングのときより上手いと思う。
なんたってまだ16歳、これから成長するからね。
いくらあとからボーカル補正できると言っても、補正はピッチくらいのものでビブラート具合や細かいディテールはどうにもならない(と思う)。
私が自分の曲でボーカルを使ってないので、その辺の補正の知識が無いだけなのかもしれないけど・・・

あとはシンセがいろいろ。


各トラックのレートは、

#1 BABYMETAL DEATH ★4
#2 メギツネ ★5
#3 ギミチョコ!! ★4
#4 いいね! ★3
#5 紅月-アカツキ- ★5
#6 ド・キ・ド・キ☆モーニング ★5
#7 おねだり大作戦 ★3
#8 4の歌 ★4
#9 ウ・キ・ウ・キ★ミッドナイト ★4
#10 Catch Me If You Can ★5
#11 悪夢の輪舞曲 ★5
#12 ヘドバンギャー!! ★5
#13 イジメ、ダメ、ゼッタイ ★4


Top3は、

#10 Catch Me If You Can
実はシングル「イジメ、ダメ、ゼッタイ」(通常盤)のカップリングからなんだけど、この超ド級重さ、全体的な暗さ、恐怖心を煽るようなフレーズと、それと対比するかのような題材はかくれんぼ、ポップなサビ、何よりこの声っていうのがすごく上手く組み合わさってるよね。
めちゃくちゃ激しくて重いんだけどそれが気持ちよい具合に抑えられてる。
怖いエピソードを歌詞に面白可笑しく取り入れてるのもいいね!


#11 悪夢の輪舞曲
これって結構普通にシンフォニックメタルな雰囲気じゃね?
しかもかなり重い方向にシフトチェンジした感じの。
BABYMETALとしてはかなり本気路線で、ポップさのかけらも無いまさしく「ド」メタルど真ん中な曲と思います。
かなり回転の速く奇怪なリフとベース、それに合わせる威力抜群のドラム、本気で歌ってるんだろうなーと想像できるボーカルにピアノやシンセが絡んだコンビネーションが良いね。


#5 紅月-アカツキ-
イントロからの非常にクサい雰囲気、リフがすごくいいよね!
すっごくクサメタルだよね!


個人的には、#12 ヘドバンギャー!!のヘドバン!×6→バンバンババンも推したいw


悪くないやん、むしろ結構いいんじゃね?
まあダンス系なものを組み合わせたり、かなりポップな方向へ行ったりと相変わらず批判も多そうな状態ではあるけど、強烈な楽器隊の音は変わらずある意味では変態的な出来。
若干マキシマムザホルモンにも繋がるような、重さ、激しさ、変態的な展開、それらに組み合わせる最大のポップさが結構クセになるタイプだと思う。

あと、ジャケットのなんかダンス系ジャンルみたいなっていうのは正しいかもしれん。
踊るように首を振る感じ。

それにしてもすごいね、海外のフェス参加やレディ・ガガのサポートアクトをやったり、そんでまた10月にはアメリカに戻ってくるよって言ってるし。
海外フェスのライブ動画見たけどSu-Metalは手持ちマイク、Yui-MetalとMoa-Metalはヘッドセットみたいなの付けて口パクではなくて普通に歌ってたようだった、普通に上手いと思った。
そんで面白かったのはバッキングメンバーも人気がすごかった。
そりゃそうだな、日本の超一線級のメタル奏者ばっかりだもん、バカテクのオンパレードだった。

前のレビューで海外向けの説明文の本気度がすごいって書いたけど、ホントに海外向けに作ってたのかもしれん。
ここまで受けているのも最初に書いた今までに無かったタイプというのも大きいかも。
今後の活躍にも期待。

でもSHOYAの寺田さんみたいに、だいぶ年期が入ってきたけどまだ結婚したこと無いの、ってなるのは避けて欲しいかなw


評価 ★4+


動画はヘドバンギャー!!



【アルバム】White Devil Armory / Overkill【レビュー】

White Devil Armory


好きなバンドは、特に大好きなバンドは、一番最初にレビューしたい病。

そんなわけで今回は、アメリカのベテランスラッシュメタルバンドOverkillの17thアルバム「White Devil Armory」(2014年)です。
13曲収録、内2曲ボーナストラック。


老いて尚盛ん。
いやまだ老いたって歳じゃないけど、もう30年以上活動しているバンドで相当に長い。


ジャケットは石の壁のモニュメントとしてたたずむ髑髏蝙蝠。
やはり緑を使ってきますね。
アルバム名からして鎧を纏った白い悪魔、のようですが、翼と髑髏顔しかないので鎧を纏っているのかよく分かりません。

この髑髏蝙蝠、Chalyという可愛い名前だそうです。


サウンドは、前作とあまり変わらず。
綺麗な音のザックザク。
ベキンベキンにドッカドカボッコボコ。

ギターは前作、全然作に引き続きキレが良く高音が効いたザックザクジャリジャリ。
近作のかなり引き倒すギターソロも健在。

Overkillの小さな巨人ことD.D・ヴァーニのベースは、相変わらずのD.D・ヴァーニの音。
鋭くキレよく強烈に、それがD.Dのジャスティス。
D.D渋いよD.D。

ドラムはまたしてもキレ。
相変わらずこのバンドはどの楽器隊もキレがすごい。
金物打つ数がなかなかに多くて激しい。

ボーカルは昔よりも勢いが増したボビー・ブリッツ・エルズワース。
逆に粘りのある歌唱をするが、やはりと言うか不思議なキレがある。
声質は全体的に高音寄りで、ときどき絶叫に近いハイトーン。
前作でも書いたけど、昔より元気でマジすごい。


各トラックのレートは、

#1 Xdm ★3
#2 Armorist ★5
#3 Down to the Bone ★4
#4 Pig ★4
#5 Bitter Pill ★4
#6 Where There's Smoke ★5
#7 Freedom Rings ★5
#8 Another Day to Die ★5
#9 King of the Rat Bastards ★5
#10 It's All Yours ★4
#11 In the Name ★4
#12 The Fight Song ★4
#13 Miss Misery ★4


Top3は、

#6 Where There's Smoke
ひたすら激しい!
本作中最高に激しい!ひたすらドッコドコにブラストビートで踏みまくるイントロはテンション上がるね!
これぞスラッシュメタル!スラッシュメタルの中のスラッシュメタル!


#2 Armorist
こちらも負けずにブラストビート開幕!
こっちはスネアが落ち着き気味。
どちらかと言えばノリの良さを押してるイメージ。
これぞOverkillと言えるような陽性、この独特の歌い回し。
途中から雰囲気をガラッと変えるところもGood!


#7 Freedom Rings
フェイザーが効いたベースフレーズから始まり緊迫感を加速させるハイハット、淡々としたギターの刻みで始まるイントロ。
適度に激しく、そして適度なノリを持ちつつ進行。
途中、ちょっとだけメタリカチックになりつつも、そこはボビーが持ち前の歌唱でOverkill節に。
ギターソロもかなり引き倒している。
陽性を消し、シリアス感、緊迫感溢れる一曲。


まあーまあ、今作もなかなかの良作ですよ。
ですが前作前々作とあまりにも傑作だったためOverkillはこれで普通!って思えてきてしまいます。
これが傑作を立て続けに出した者の宿命、いわゆる金太郎飴状態。
しかしこれでいいんです。


評価 ★4+


動画はArmorist



【アルバム】Prosperous Visions / Primalfrost【レビュー】

Prosperous Visions


カナダのヴァイキングメタルバンド?の1stアルバム「Prosperous Visions」(2014年)です。
10曲収録。


これはまたヴァイキングメタル界にも期待の新星が出ましたか・・・
このバンド?は、Dean Paul Arnoldという人1人だけでやっているバンド?です。

まさに一人ヴァイキングメタル。

そんで何がすごいってこれ、Dean君、今まだ18歳です。


全体的なサウンドとしては若干荒い音ですね、まずは。
ヴァイキングメタルらしいシンフォニーが合わさったバンドサウンドです。
弦楽器や周りの「アーアー」コーラスは恐らくシンセでしょう。

ギターは粘りのある轟音系の刻みを中心に、ソロではかなり弾き倒している印象。
この轟音いい感じ。
だけどもっちょっとギターの音量欲しかったかも。

ベースは、ギターとドラムの圧力に押され気味ですね。
こっちは意外と落ち着いた音なのかな?

ドラムはまずバスドラムつええ。
スネアは余韻少なく抜けを良くし、バスドラム中心のメタルらしいバランス。
金物、特にハイハットはかなりサイドへ振ってある。
クラッシュ右、ハイハット左でほぼ完全に分けてるのかな?

ボーカルはグロウル多め、サビ部分や途中テンポを落とすときなどでクリーン系というか、漢系がときどき。
漢系をコーラスにして両方を使っていることもある。
グロウルかなり力強い。
漢系はそれほど上手くは無いが、ペイガンな雰囲気満載。
漢系は若干音量小さめにしてある。


各トラックのレートは、
#1 Visio Prosperum ★3
#2 Distant Cries of War ★5
#3 An End to Tyranny ★4
#4 Path of the Sky ★4
#5 Beyond the Shores and Lands ★5
#6 Tale of the Hero ★4
#7 Cathartic Quest (An End to Tyranny, Pt. 2) ★5
#8 Awakening of the Boreal Sun ★3
#9 Silencing the Empire ★4
#10 Unforgotten Valour ★3


Top3は、

#2 Distant Cries of War
( ゜д゜)
( ゜д゜)
( д )
( ゜д゜)すげえ

イントロはなかなか細かく表現がなされたシンフォニック系なインスト。
その後の急激で非常に攻撃的なフレーズが最高にカッコいい。
全体的にスピード感があったり、緩と急が上手く混ぜてあったりとバランスが良い。
いきなり傑作ヴァイキング曲。


#7 Cathartic Quest (An End to Tyranny, Pt. 2)
Ensiferumに迫るほどの長大曲、その長さ14:22。
こちらは雪山を思わせるSEとシンセから始まる。
ゆっくりと始まり、哀愁のギターが入る、この歳でもうこの哀愁のメロディか・・・
哀愁を保ちつつだんだんと激しくなる音、何かを求めて突き進むような力強さ。
数々の楽器を用いて、数々の展開を盛り込んだ本当に超大作。
8:08辺りが特に良い。
まさにカタルシスクエスト。


#5 Beyond the Shores and Lands
どの曲もかなりの速度ではあるけど、この曲が特に全体的にブラストビートが効いていて体感速度が速い。
非常に激しく、トレモロピッキングとブラストビートが更に激しさを強調する。
そこからの、一気に緩へ。
曲構成が非常に上手い。


全体的にボーカル(特に漢系のほう)や、リードギターで荒さが出てくるときはあるがさほど気にはならない。
それよりも特筆すべきはこの曲構成の上手さと、この哀愁のメロディ、そしてそれらを18歳で作れるということ。
これはまた新世代ヒロイック系ヴァイキングメタルの雄が現れたかもしれない。


評価 ★4+


動画はDistant Cries of War




【アルバム】Battle Beast / Battle Beast【レビュー】

Battle Beast


フィンランドの正統派ヘヴィメタルバンド、Battle Beastの2ndアルバム「Battle Beast」(2013年)です。
14曲収録。


私、好きなんです、ハイトーンボイス。
それもキチ○イ染みたものすごいのが。
例えばメタルゴッドことJudas Priestのロブ・ハルフォードや、それにそっくりとか言われてるPrimal Fearのラルフ・シーパースなど。

本アルバムのバンドのボーカルは1stのころから女性で、今回ボーカルが代わったそうですがこの人は上記2人に似たキチ○イ染みた声を出す人。


まずはジャケット。
男女ともにセクシーな格好の獣人の戦士と、ロボットにも見える鎧を着込んだ軍団の戦い。
女の人のお尻すげえ。
ケモナーか!

まあ、よく見ればひざとふくらはぎの太さの差もすごい。


サウンドは現代的なヘヴィメタルっぽい音です。
古臭さなどは無く、全体的にも上手くバランスよく音だ分かれておりどの楽器もよく聴こえる。
ヘヴィメタルバンドにちょっぴり、というか結構シンセサウンドを取り入れたスタイル。

ギターはまさに上記の通り。
過不足無くピュアなヘヴィメタルギター。
どちらかと言えばボーカルを際立たせるような立ち位置な気がする、珍しい。
でもソロいいやん。

ベースはかなりアタック感が強いブリッブリに鳴るベース。
そこまで主張はしていないが、ちょっと注意して聴けばすぐそこにベースが。
You can feel the Bass Guitar in the Sound!(後にこれが出てきた意味が分かります)

ドラムは、まずバスドラムイイネ!
バスドラムが軸になってるだけに全体から突き抜けてくるように聴こえる。
対してスネアはだいぶリバーヴがかかっており遠めから。
金物小さめのタム少な目。
全体的にエクストリーム系な高速ヘヴィメタルドラムは少なく、ダンサブルなリズムが多い。
ときどきタムに一昔前のドラムマシンのタムのような音が出てきて、それがまたかっこよい。
#4の2:44の辺りとかね。

ボーカルは上記のように、まず目立つのはキチ○イ染みたハイトーン。
が、実はそれに頼るわけではなく、普通に上手い。
中域もかなりパワーがある。
これは将来かなり有望。


各トラックのレートは、

#1 Let It Roar ★5
#2 Out of Control ★4
#3 Out on the Streets ★4
#4 Neuromancer ★5
#5 Raven ★4
#6 Into the Heart of Danger ★4
#7 Machine Revolution ★4
#8 Golden Age ★3
#9 Kingdom ★5
#10 Over the Top ★4
#11 Fight, Kill, Die ★5
#12 Black Ninja ★4
#13 Rain Man ★4
#14 Shutdown ★4


Top3は、


#1 Let It Roar
非常にダンサブルで、それでいて装飾が多くはないのにノリやすいリフや、王道的で分かりやすい曲調、曲展開には頭が下がる。
すごく聴きやすくて何度も聴いてしまいました。
そんな中でサビに盛り込むキチ○イハイトーンボイス!
このノリやすさも突き抜け感もぶっちぎり!


#9 Kingdom
初っ端からサビを持ってくるという、メタルには非常に珍しい展開。
あれ、もしかしてこれはサビクラスの良いフレーズををAメロに使っているのか?
最初のギターロングトーンからの最低音弦連弾がすごく良い。
全体的に壮大なイメージを持つ作りをしており、そして物語を感じるような曲展開。
まさにタイトル通りキングダム。


#11 Fight, Kill, Die
本作最速のスピードナンバー。
実はそんなに聴いたこと無いんだけどManowarのHail, Kill and Dieに通じるようなタイトルですな。
本曲ではギターソロが特に冴え渡る。


個人的には#12も讃えたいw
Black Ninjaってのがねー。
「You can see her in the night!」(あなたは夜に彼女を見ることが出来る(直訳))
「You can feel her in the dark!」(あなたは暗闇に彼女を感じることができる)
とかもうね、多分闇に潜んでいるということを言いたいのでしょう。
若干の勘違い忍者(くの一)ソングでしたw


全体的にはミドルテンポやスローテンポ気味な曲も多かったですが、曲展開の上手さ、リフの組み立ての上手さと、恐るべきボーカルであまり飽きず非常に良かった。
曲ごとの評価で言えば★5には届かないものの、★5に迫るものは多くあったりと充実していたと思います。
初めてのヘヴィメタルアルバムとしてもなかなか良いのでは。

ただ一部残念だったのは、#3のサビが非常に切り貼り感が強かったこと。
ギターのピッキングで「ピンッ!」と鳴ったような音が非常に多く入っており、それを何度か聴くうちにアレっと思ってしまいました。


評価 ★4+


動画はLet It Roar


と、Black NinjaのPV
若干面白いw