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【アルバム】Månegarm / Månegarm【レビュー】

Månegarm


スウェーデンのヴァイキングメタルバンド、Månegarmの8thアルバム「Månegarm」(2015年)です。
12曲収録、うち2曲ボーナストラック。


ジャケは中世の火山地帯での合戦のような感じ。
ホントは川だけど赤を基調にしたいから川を赤くしてたりして。

月にでっかいオオカミの顔があるのはなんでだろうね。

バンドロゴではなく下のアルバムタイトルのほうのMånegarmの字がメガデスっぽいです。


音はどれもが分厚い。
武骨、愚直なほどにストレートで力強い。

ギターは刻まない、パワーコードでメタリックにジャガジャガとかき鳴らすスタイル。
しかし、そんなメタルギターの中にアコースティックギターを混ぜて来たりと意外な手法も。
また、アコギの弾き語り的曲も。

ベースはそれほど重くはないんだけど、低域と高域のアタックの音の主張が強いタイプで聴こえやすい。
こちらも武骨でかっこよい。

ドラムは無理はしない。
キックを8分や8分3連府でひたすら踏みつけているイメージです、フィルインも特別激しくすることもなく落ち着いたドラミング。
激しさよりも継続するかっこよさを表した感じ。

ボーカルはグロウルにも近いドスの効いた声、完全にグロウル、そしてノンビブラートのドストレートなクリーン風(風というのが大事)を織り交ぜるタイプ。
めちゃくちゃ力強い、屈強な男、いや漢って感じ。
曲によっては女性のボーカルも入ってます、メインで。

他の楽器に口琴や笛、ヴァイオリンも使われています。
これらのおかげでフォーク/ペイガン/ヴァイキングメタル感を増幅させていますね。
なかったら激しいメタルとしか思わないかもしれない。


各トラックのレートは、


#1 Blodörn ★5
#2 Tagen av daga ★5
#3 Odin owns ye all ★5
#4 Blot ★5
#5 Vigverk - del II ★5
#6 Call of the runes ★5
#7 Kraft ★5
#8 Bärsärkarna från Svitjod ★4
#9 Nattramn ★4
#10 Allfader ★4
#11 Månljus ★4
#12 Mother Earth Father Thunder ★4


Top3はちょっと決め辛いですね。。。


#1 Blodörn
アコースティックギター、ヴァイオリンによる物悲しい雰囲気のイントロです、がこのフレーズが歪んだギターに変わるとそれはそれはかっこよいものに早変わり!
めちゃくちゃ武骨でゴリゴリの音がまたさらにかっこいい。
それからサビ部分はクリーン?ボーカルになるが、これがまたドストレートで良い味になってるんですよ。
そんでベースがね、すっっっごいかっこいいラインしてるんですよ。
なんでベースをこんなに聴こえやすい音にしたのかが最初のトラックからわかります。
疾走しない、ミドルテンポ、もしかしたらスローテンポに入るかもしれない、そんな曲のかっこよさです。


#2 Tagen av daga
一方こっちは#1からの対比で疾走してるかのように聴こえる。
メロディックなイントロから始まって力強いアンサンブルに力強いボーカル。
オーーオーーオーーーコーラスが出てまた最高です。
中盤の笛とアコースティックギターのパートも抜かりない。
ヴァイオリンソロまである。


#3 Odin owns ye all
さらに疾走来たわあ。
3連符中心の曲では珍しくギターをブリッジミュートで刻みまくる。
どれだけ力強いパートでもそのメロディックかつクサく、究極とも言えるほどの展開があまりのかっこよさに震えてしまう。
ギターソロでのツインリードもマジっパない。
オーーオーーパートまであって、これはもうこういう曲のかっこいいところを全て注ぎ込んだような曲。


#4 Blot
これまでの流れから一転、ドストレートバラード。
メタルバンドにバラードって珍しいですね。
一番有名なのはやっぱりメタリカですかね、メタルにバラード系の曲を持ち込んだ最初のバンドとも言われてますし。
アコギとヴァイオリンのコンビネーションが最高です。


#7 Kraft
ちょっと連続しすぎたので少し飛ばして・・・
溜める溜める、溜めまくる。
最初から力強いことには変わりありませんが、ゆったりとしていて、何と言ったらいいのかなかなかスカッとする音へ移行しない。
でもリードのアコースティックギターはクサクサメロディ。
一瞬音を抜くなど煽りますが、まだまだ溜める。
しかし、最後の最後でぶちかましてきます、およそ5分待ちます。
リードのテンポは変わらず、ギター、ベース、ドラムがダブルテンポになるだけなんですが、これがかっこよすぎる、悶絶級。


はあああああ勢いで5曲出しちゃったよ。
とにかくめちゃくちゃかっこいい。
武骨さ、力強さ、男らしさ、漢クサさどれも最高レベルの逸品です。
思ったよりも静かな曲も多いですが、それも全く問題ないくらいに良い出来ですし、その静かさが良いアクセントを作ってアルバムとしての流れを作っています。
★4のものでも、★4+としたいくらいのレベルのものばかりです。
ボーナストラックはいらないのではないか、というのはスレイヤーのReign in Blood以来です。


評価 ★5+


動画はOdin owns ye all



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【アルバム】Vargstenen / Månegarm【レビュー】

Vargstenen



スウェーデンのヴァイキングメタルバンド、Månegarmの5th(2007年)です。
12曲収録。


他サイトにて名盤と紹介されていたので買ってみました。


ジャケットは、
何かの石碑のような感じ。
竜なのか、海の怪物なのか、何かと戦ったかのような絵が石碑に描いてありますね。
竜なのであればメロスピ的、海の怪物であればヴァイキングっぽいです。

色使い的にはヴァイキングですね。


内容は比較的ゆったりとした曲調でヴァイキングだけど民族楽器的なものはほとんど使わず、ヴァイキングメタル的フレーズ盛りだくさん、な感じです。

音的には、音質はヴァイキングメタルの中ではまぁまぁといったところ。
ギターはOverkillみたいなちょいと高音を残しつつ重みを出したジャキジャキって感じでスラッシュに近いものがあります。
ベースはギターが強いため少し聴きづらいです。
ドラムはバスドラムが強くドスンドスンと効かせ、スネアはパスンパスンといった弱めな音、それにシンバルやハイハットはチャカチャカと鳴り、バスドラムにかなり重点を置いているようです。

ボーカルはグロウル半分、叫ぶような力強いノーマルの声が半分と使い分けているようですね。
ただ、グロウルとノーマルを突然切り替えてくる辺りが良い!

そしてそこにバイオリンがチョコチョコと入ってくる感じ。


各トラックのレートは、


#1 Uppvaknande ★4
#2 Ur Själslig Död ★4
#3 En Fallen Fader ★4
#4 Den Gamle Talar ★3
#5 Genom Världar Nio ★3
#6 Visioner På Isen ★4
#7 Vargbrodern Talar ★3
#8 I Underjorden ★4
#9 Nio Dagar; Nio Nätter ★3
#10 Vargstenen ★5
#11 Vedergällningens Tid ★5
#12 Eld ★4


好きなトラックTop3は、


#11 Vedergällningens Tid
全体的にゆったりな曲。
しかし!すんげーヴァイキングメタル的、そしてフォークメタル的バイオリンやリフたち!!!
そして力強く、クサく、男らしい歌いまわしのボーカル!
これこそヴァイキングのお手本!


#10 Vargstenen
最初から結構爆走していてかっこよい!
ヴァイキングメタルに潜むブラックメタル的な要素が一番強い曲でしょう。
というかかなりブラックメタルです。
トレモロピッキングを多用しドッコドコにバスドラムを響かせます。
間の緩急も忘れません。
やはり寒々しくも荒々しいブラックなリフが特にかっこよく、すごく耳を傾けてしまいます。


#3 En Fallen Fader
最初のほうで聴ける疾走気味な曲。
最初からのヴァイオリンがすばらしくかっこよい。
何か出陣でもするような場面を彷彿とさせます。



やはり全体的に爆走というほどの爆走は入れてこずゆったりと聴かせる傾向にあるようです。
しかし後半になるとだんだんテンションを上げるかのようにテンポが速い曲やパートが増えてきます。
ゆったりした中に激走な曲が入るとカッコよいものですね。

また、このバンドが聴かせるフレーズは確かにヴァイキングメタル的で、非常に男クサく、いや漢クサく、ヴァイキングメタルのフレーズとしてはお手本的存在になるのでは。
特に上記の#10と#11の連続は圧巻と言えます。

がしかし、確かに名盤と言っていただけのことはあるのですが、私にはそれほど合わない曲もチョコチョコあるようです・・・
何が合わないかはまだわかりませんが・・・w
まぁ間々に挟むクリーンなフレーズがあまり合わないのが多い気がします。

それでもかなり良い盤でしょう。
もっと聴きこめば恐らくもっと好きになると思います。


評価 ★4+


動画はVedergällningens Tid





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